いちご狂想曲

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zoom RSS 最愛の息子へ。もう届かぬメッセージ。

<<   作成日時 : 2016/12/30 22:22   >>

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昨晩、食欲がなく、脱衣所のいつもの場所で丸まっているキャッちゃんに、朝、「おはよう」の挨拶をすると、お目めパッチリ、馴染みの愛らしい眼差しで答えてくれました。食欲はありませんでしたが、昨日より元気になり、抱っこしてキスをして、また元の場所に戻し、頭を撫でながら「ごはんはいいの?大丈夫ね。ありがとう!」と言うと、いつもの可愛い顔でママに笑顔を見せてくれました。

それでも、食欲がないことには今後、悪化する可能性もあり、年末年始とあって、動物病院も信頼のおける馴染みのところはお正月休みに入ってしまうため、すでに通院が出来ません。夜中に掛かりつけの病院のホームページを見たり、緊急外来をしている病院をいくつか調べました。緊急外来をしている病院を今まで利用したことがないので、少しでも良さそうなところを書き留めておきました。それらを持参して出勤し、昼休みの僅かな時間にでも具体的な営業時間等を確認しておき、何かあれば今晩、連れて行こうと思っておりました。

昼休みにいつも通りにちびたんに電話をしました。キャッちゃんが朝、昨日よりもよくなっていたので、その確認と、ちびたんが起きた時にもいつも通りだったとのことで、今後、体調の変化がないかちびたんに見ていてもらうことにしました。

安心して電話を切り、一応、掛かりつけの病院に電話をして年末年始のご予定を伺いました。緊急の場合のみ今日の15時から17時まで診ているとのことでした。念のために連れて行きたかったのですが、仕事の関係で帰宅が夜間になるため、4日まで待たなければなりません。そこまでは長い気がします。

また、ちびたんに電話をしました。出ません。悪い予感がして、もう一度、かけました。ちびたんが泣いています。「キャッちゃんが死んでいるかもしれない!」ええっ!「様子がおかしい。抱っこしても動かないの。」泣きじゃくりながらも説明をするちびたんの話では、倒れているのではなく、直感で亡くなっているのが分かるとのことでした。まだ、温かい…。生きているかもしれません…。

ママが夜間まで仕事で帰れない以上、帰宅してから知らない緊急外来を求めて遠方に回らなくてはなりません。なるようにしかならないと一度は思ったママでしたが、一縷の望みを駆けてちびたんに電話をしました。ちびたんがキャッちゃんを掛かりつけの病院に連れて行けないかという相談です。それはとても無理な話でした。ちびたんは他の小学2年生と違い、お買い物をしたことがありません。これは私の責任ですが、さまざまなトラブルを回避するためでした。まず、ちびたんのお買い物に付き合ってあげる時間がありません。最初は親が付いていて教えることが出来ずにいました。また、無くなった私物が見つかり、先生がちびたんに渡してくださっても、横から見ていたお友達に「それは自分のだ。」と言われて、先生のご存知ないところでまんまとお友達に盗られてしまうなど、ちびたんは非常にお人好しでもありました。しかも、ママが指摘するまで騙されたことに気付かず、本当に返したと思っているのです。さまざまなリスクを回避するために、ママはちびたん1人でのお買い物を許可していませんでした。動物病院にも5歳の時に一度しか行ったことがありません。キャッちゃんをキャリーケースに入れて持ち歩くのも、幼いちびたんには大変なことです。何よりも精神的なショック、重圧…。ちびたんには酷過ぎる重い仕事でした。出来るはずがありません。

ちびたんにはとうてい無理なことで、そのような非常に重いことをお願いしてはいけないこともママは重々承知していましたが、出来るならやってもらえれば奇跡は起こるかもしれません。

ちびたんに一通り話をしました。病院の場所、時間。出来なかったら出来ないで仕方がありません。その時ママはそう言い放って、実際はそう思っていました。しかし、お金のことを伝え忘れたので、直後に電話をすると、ちびたんはもうすっかり支度をしていて、キャッちゃんをキャリーバックに入れて時間になるのを待っていたのです。ちびたんは言われるまま一万円を持って電話口に戻りました。

病院に幼い子だけで行く旨を連絡しました。まだ13時半前でしたが、それでしたらもう向かって構わないとのことで、それをちびたんに伝えました。

キャッちゃんは助かるかもしれません。助けるには今、ちびたんに行ってもらうしかないのです。不可能を可能にしたのは、ちびたんのキャッちゃんへの想い、無限の愛の力、ただそれだけです!

まだ、温かい…それでダメなら諦めがつきます。やることはやって、納得が出来ます。赤ちゃんの時から19年半も寄り添って、見過ごすしかないママの苦しみをも、小さな小さなちびたんが救ってくれました。

ママはちびたんの妹を亡くした時のことを思い出しました。命よりも大切なものはありません。パパは可哀相な育ちのせいで、自分以外に無償の愛情を注ぐことが出来ません。守るべき大切な人の存在や気持ちは、同時に自己の最大の幸せでもあります。我が息子ながら、ちびたんは大人顔負けの勇気を持つ、心豊かな優しい子に育ちました。ママの誇りです。

ここまでやれば後はなるようにしかなりません。希望を託して、でもちびたんが受けなければならない重過ぎる重圧を思い、ちびたんには感謝の気持ちでいっぱいになりました。

病院は17時までなので16時50分に電話を入れました。瀕死の状態であれば入院を希望していたからです。電話に出られた方が「…それがお見えにならなかったんですよ。」もうびっくりです。感動していたのもどこへやら、最初から無謀ならともかく、ここまできて今さらそれはないでしょう。

さすがにもう完全にダメだと思いました。ちびたんは何をやっているんでしょう。ママは若干怒りながら、自宅に電話をしました。ちびたんがテレビを見ていました。ママは怒り心頭です。助かったかもしれなかったのに!

「道が分からなくて帰って来た。」ちびたんは泣きじゃくりながら言いました。それだけ悲しんでいるくせに、命がかかっているのだから、道を聞いてでも辿り着きなさいよ、と思いながら、道順を口早に説明したものの、ちびたんには伝わらず、「小学校の周りをグルグル歩いてみる。」と泣いていました。病院にちびたんと行ったのは2年以上も前でしたが、2年生になってからもその脇を通りながら「病院だね」と話していたので、ママとしてはちびたんも当然分かっているものと思っており、一通り説明をすれば簡単に行き着くものと思っていました。後で聞くとちびたんは別の町内に行ってしまったそうです。今の動物病院が引っ越される前に、そちらにも一度だけちびたんと行ったことがありました。もっと難しいことを簡単にやってのけたちびたんでしたので、まさか簡単にわかると思っていた病院の説明でつっかかっていたとは、本当に迂闊でした。同じ説明の繰り返しでしたが他に言いようがなく、ちびたんが見当がつくまで念を押しましたが、それでもちびたんにはピンと来ず、ママもこれ以上の説明の仕様ががなかったので、とにかく行かせました。これでたどり着けなければ、後は仕事帰りのママが引き継ぎます。

キャッちゃんの命は絶望的でしたが、それでもちびたんに病院に行ってもらいました。18時前に病院に電話をし、ちびたんが病院に行ってくれたこと、キャッちゃんはすでに息絶えていたことを確認しました。ちびたんが病院に迷わず到着していたとしても、同じ結果だったということでした。年齢的にも幼いちびたんが、重いキャリーバックを一生懸命運び、悲しくて泣いてしまったのが本当に可哀相で、先生も看護士さんも大往生だったことすら、あんまり話せなかったそうです。病院側としましては亡くなっていることだけを見届けて、私達家族のためにそう仰ってくれたのかもしれません。しかし、偽りのないちびたんの発見当時の発言から、ほぼそうであったと思います。たとえ間に合ったとしても、まさに命の灯が消える瀕死の状態であったことは間違いなく、自宅で亡くなったか病院で亡くなったかの差に過ぎなかったと思います。たとえ万が一の奇跡が起きていたとしても、何日か後には同じ日を迎えなければならならず、キャッちゃんにとってはいつもじゃれていたちびたんに看取ってもらえて、自分の赤ちゃんのようにペロペロ可愛がっていたちびたんにここまでしてもらえて、無限の愛に包まれて天国へ旅立つことが出来ました。

キャッちゃんは亡くなってしまいました。でも、病院で言い渡されなければ身内である私達にはとうてい受け入れることが出来ない事実です。ちびたんはキャッちゃんのために、そしてママのためにも、大役を果たしてくれました。

幼いちびたんを第一発見者にしてしまい、このような重役を背負わせてしまったことを、ママは昼間の電話から詫びていました。ちびたん、キャッちゃんを看取ってくれてありがとう。本当にありがとう。家族としてあなたを誇りに思います!!

電話口でちびたんは何度も受話器を拭きました。そして、ママの指示に従って、キャッちゃんを涼しい場所に連れていきました。遺体を傷めないようにするためです。帰宅するなりママはちびたんを抱きしめました。それまでもたくさんたくさん泣いていたちびたんでしたが、涙は尽きることなく泣きはらした目でいつまでも泣いていました。

ママはキャッちゃんに会いに行きました。キャッちゃんはケージの中で寝ているようでした。今にも話し出しそうです。撫でました。死後硬直していましたが肌は柔らかで撫で心地もよく、やはりきちんと診断していただかないと、身内には判断が付かない状況でした。しばらくキャッちゃんとお話をしてから、食欲のないちびたんにおみかんを食べさせました。それから、ママはお買い物に出掛けました。明日にはキャッちゃんを霊安室に預けてしまいます。綺麗な箱とお花を用意しました。

2人で心を込めてキャッちゃんを飾っていると、キャッちゃんやお花のあちこちに真珠の粒が零れ落ちました。ちびたんの涙はいつまでも止まりませんでした。今日は本当につらい思いをさせてしまいました。キャッちゃんは眠っていますがすぐに起きてお花にかじりつきそうに見えました。

いろいろな想い出が走馬灯のように蘇ってきます。毎日の生活の中に、キャッちゃんの無邪気な姿は当たり前にあったので、可愛かったキャッちゃんとの出来事を想い出しては、悲しくて悲しく泣き続けました。同時に、キャッちゃんとやり残したことも出て来ました。

「いつまでも家族…」ついに家族写真も撮りそびれてしまいました。いつでも出来ると思って先延ばしにしていたことが、今となってはもう叶えられません。家族の中でも私達4人はいつも団結していました。ちびたんが「提案がある。」と言いました。「今から皆で写真を撮りたい。」キャッちゃんともう写真を撮れないと思っていたママに、ちびたんはすんなりと提案しました。もう出来ないと思っていたことですがそれは大人の常識、今、キャッちゃんはここにいます。明日は霊安室に行ってしまいます。やるなら今しかありません。さっそく、撮影の準備に取り掛かりました。

キャッちゃんが寝ているような感じで軽くベットで撮るつもりが、リビングでも撮ることにしました。新築を建てた時に、ポストカードを作ってもらえるはずがまだでした。このメンバーで作りたいと思う気持ちでいっぱいになりました。元々動物自体を撮るのが難しい上、セルフタイマーでの撮影となると慌ただしく、皆がカメラ目線というわけにはいきません。ましてや猫がフラッシュを見つめるなんて、なかなか出来ることではありません。ちびたんも2枚に1枚は時間切れで、ママも間に合わないことがありました。皆がカメラ目線の完璧な写真からは程遠いですが、猫メン達、最初で最後の記念写真が撮れました。抱っこしたキャッちゃんは生きているようでした。この写真は写りが悪くても大切に飾ります。

撮影会の後で、キャッちゃんを再び箱のベットに寝かせました。いつもいる場所にキャッちゃんがいない違和感、いるはずのないキャッちゃんを踏まないように気をつけてしまう自分、お風呂上りにはちびたんを待ち構えていて、ちびたんの髪の毛を舐めまくるキャッちゃんとの楽しかった日々…

「ママが具合の悪かった時…」ちびたんが言いました。「キャッちゃんがベットの中に潜っていて温かくて気持ちよかったって…。」そしてまた泣き出してしまいました。ママは何でも忘れてしまいますが、ちびたんは何でもよく覚えています。ママは素敵で貴重な想い出をちびたんに思い出させてもらいました。キャッちゃんにも癒してもらっていましたが、ちびたんも幸せの魔法使いです。

生活の中にキャッちゃんがいて、家の中が急にガランとしてしまいました。チャコちゃんにはつらくて言えない…でも異変は察していて、夜は何度もママを呼んでいました。

まさか今日がこんな日になってしまうなんて、いつか向き合わなければならないことでしたが、今は悲しみが大き過ぎて、家族で支え合ってやっと過ごしています。

私達猫メンは皆で1つなのです。キャッちゃんはいつまでも私達の家族です。

世間知らずで好奇心旺盛のやんちゃ坊主キャッちゃん、クリクリお目めを見開いて、まっすぐ天国へお出でなさい!あなたなら、もう、着いている頃かしらね。

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